犬の保育園HOTが目指す「++(プラスプラス)の関係性」

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【HOTが目指す「++の関係性」について】

存在する言葉でも理論ではありませんが、HOTでは大切にしている考え方ですので、今回お話しさせていただきます。

++の関係性とはHOTが目指すトレーニングの形です。
飼い主様が「+」(ポジティブ)になることにより、愛犬さんも「+」になること。
その逆で愛犬さんが「+」になることで飼い主様が「+」になることもあります。


よく受けるご相談として「噛み」があります。
人の手や足を噛む、ハーネスをつけるときに噛む、ごはんやおもちゃを守ろうとして唸って噛む、人や犬に対して噛む、家具の一部やトイレシーツをビリビリにするぐらい噛むなど、、、

要因は様々あるので答えがこれとは言えませんが、

まず大切なのは、日常生活のバランス。

生命に必要な要素をクリアできているか。

ごはんの量は適正か?
ごはんの質は良いものか?
運動量は足りているのか?
消費量は十分満たされているのか?←こちらがわりと不足しがち。
質の良い睡眠がとれているのか?

人と同じで豊かな生活はとても大切で、精神の安定は寿命にも影響があります。

ごはんも現在いろんな種類のものがあります。愛犬さんに合った良い質のごはんを選び、お散歩だけではなく、頭・お鼻・体を使ってしっかりエネルギーを消費することによって、睡眠の質を良くしていくことが大切です。


人の手や足を噛んだり、家具を噛んだりしているのは、
消費不足を口で噛んだり吠えたりして訴えているだけなのです。
噛みや吠えが出ている状態は限界状態です。
そうすると自ずと愛犬さんは「−(マイナス)」になっています。

更に人の手を噛んできた際、人も痛いので「−」になり、「コラ!」「痛い!」と言って制止すると更に「−」状態になってしまいます、、、

これでは−−の関係性となっています。

まずは日常生活のバランスを整えて、クセとしてついてきている噛みに関してはトレーニングを通して「噛むのではなくて、これをしてね!」ということを愛犬さんに伝えてあげて、正解の選択肢を作ってあげてくださいませ。

例えば「おすわり」を正解にするのであれば、初めは人に対して何もない状態でおすわりをするという基礎をつけていき、その後は噛む前でも後でもおすわりをしたら報酬という流れを繰り返します。こうしているうちにその人を噛むのではなく、おすわりをする方が良いと思い始め、今後は考えるようになります!この時点で噛む回数が減っているかと存じます。

噛むことを選択するのではなく、おすわりを選択し、報酬がやってくる(+)、人は噛まれずに痛みもなく、愛犬さんが考えておすわりをするようになり、成長を感じる(+)。

こちらはあくまでも一例ですが、これがHOTが考える++の関係性でございます。

どうしても文章にすると伝わりづらい部分がありますので、これをどうトレーニングに活かすのか、愛犬さんの行動にどうすると+になれるのかなどHOTにお越しいただいた際に、実際に愛犬さんを拝見してお伝えしたいと存じます。