犬のトイレトレーニングお悩み相談「おトイレがなかなかうまくいかなくて…」

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トレーナーとして飼い主様から愛犬さんのお悩み相談を承りますが、その中でトイレトレーニングはよく受けるご相談の一つです。

トイレのお悩みにも様々なパターンがありますが、多く受ける内容の一つが

「ケージ内ではできるのに、ケージ外にフリーにするとそこら中でしてしまう」

というお悩みです。

トイレトレーニングのお悩みをほんまに多い!
愛犬さんが排泄をトイレ以外の場所にしたり、ケージにいる時にはしなかったのにケージ外に出した瞬間すぐ排泄をしたり、成功を逃さないように飼い主様が見ているけど、ちょっと目を離した時に排泄をしていたり。

「あーーあーー、、、」 ちーーーーーーん、、、、 _| ̄|○

ぜひお試しくださいませ!

とトレーニングを説明する前に、まずご認識いただきたいのが、

「排泄=生理現象」 

です!

叱ることをお考えになる方がまだまだ多くいらっしゃいますが、生理現象です!やめたげてー、、、

トイレのお悩みについて大切なトレーニングのチェックポイントは
①愛犬さんがケージ外にいる時にトイレ(ケージ内)の場所のイメージが良いか
②シーツはきれいな物がセットされているか
③適切な報酬を使っているか


ケージ内にトイレを設置している場合は、ケージ外の方が楽しいと感じると戻るという行動はとりづらくなります。こちらはハウストレーニングにも通じますが、ハウスに「入れられる」という感覚がついているとトイレトレーニングも難しくなりますので、まずはトイレの場所のイメージを良くしてあげましょう!

やり方は、場所に報酬(おやつ)を置いてそこに行けば良いことがある!と愛犬さんに認識してもらいます。こちらを初めは何回も繰り返します。この際に、愛犬さんが見ていない時におやつを置いてあげると、愛犬さん自ら行くことができるので、なるべく人の介入を悟られないようにするのがポイントです。

こちらを繰り返し行い、イメージが良くなりましたら、後はタイミングを合わせてあげるだけです!
ごはんの後、お水を飲んだ後、遊んで興奮した後(←こちらが一番多いかと存じます)など排泄をしやすいタイミングでトイレに誘導してあげて、排泄をしたらご褒美をあげてください。
排泄をしやすいタイミングは飼い主様が愛犬さんとの生活の中で見つけてあげてくださいませ。

※フリーにする際に、トイレのみをケージ外に出される飼い主様がいらっしゃいますが、トイレの認識が愛犬さんについていない状態で、最初からトイレトレーやシーツのみを外に出してもそこでする確率はかなり低くなります。ケージのようになるべくトイレは3面囲うとわかりやすく伝わります!

トイレシーツをたまにおしっこのシミを残して使い続けるのを拝見しますが、経験上、効果が出ることは少ないです。衛生面から見てもきれいなシーツに変えてあげてくださいませ。人も排泄物が近くでも遠くでも残った状態で生活することは不快ではないでしょうか?

次に成功時の報酬についてですが、こちらは色々拝見すると「大袈裟に褒める」というのが多いのですが、うーん、、、
褒めを否定することはしません。しかし過度に褒めることによって、愛犬さんがびっくりしてしまった場合、一度でもその経験をすると「排泄=びっくりさせられる」という認識が出てしまい、我慢するようになったり、別の場所でしたりするようになったりします。大袈裟に褒めるならば、無言でおやつをスッとあげた方が効果はあります!
どうしてもお声をかけたい場合は、適度にお願いします。褒めが100%愛犬さんの喜びとして伝われば、お声がけも大丈夫です。

※マーキングを抑えるためだけの目的として去勢手術をしようというのは、もう少し検討されても良いかと存じます。


以上です!

少し細かく説明しましたが、排泄は生理現象なので、慎重にトレーニングをしてあげて、且つ飼い主様と愛犬さんがプラスになれるようにトレーニングをお試しくださいませ!


トイレトレーニングについてもそれ以外のお悩みについても、考え込む前に一度お近くのドッグトレーナーにご相談されてみてくださいませ。

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